自律神経についての説明でも触れましたが、上位頚椎の角度によって脳幹からの指令が体に正常に伝達するかしないかで、体調はとても変化します。

体もココロも病んでる時は、ほとんどが首が前傾しています。

これを整えるセルフケアの第一歩として首の角度をまっすぐにしてみましょう。

頚椎を正しい角度にする時間を増やしましょう！

最適な角度がわからない場合は脳天で髪をつまんで軽く引っ張り、そこでぶら下がっている様な感じにしてみましょう。その角度が最適な頚椎の角度に近い状態です。

深い呼吸を３分〜５分

そして、その首の角度で目を閉じて深い呼吸を３分〜５分してみましょう。

深呼吸と言うと深く吸う意識が強くなりますが、ここでは10秒〜15秒かけて、ゆっくり長く吐く事を意識してみましょう。

緊張緩和には息を吐く事がとても重要です。

人間は驚いたり、過度の恐怖を感じたり、不安を感じたりすると息をたくさん吸います。これは緊張で体を守る様にしているのですが、それが過度になると過呼吸になったりします。
リラックスするには長く吐くのがポイントとなります。

嫌な事があった時についため息をついてしまうのも、無意識に体をリラックスしようとしているのです。
ため息をついても幸せは逃げないのでご安心くださいw

頚椎の角度を正しく意識する事により肩が開き、肋骨や横隔膜が緩みます。

呼吸は肋骨と横隔膜の動きで肺の収縮が起きるので、これらが弛んでくると意識していなくても普段から深い呼吸ができる様になります。

「姿勢が大切」
当たり前の様ですが、上記の様な生理学的根拠があります。

出来る範囲でこの首の角度と深い呼吸をしてみてください。

意識出来る方は鼻から吸う息の冷たい感覚や口から吐く息の温かい感覚に集中してみてください。思考を休める（左脳を休める右脳を活性化する）事も自律神経の安定にとても良いです。

シンプルですがとても効果の高いメソッドですので、ご興味のある方はぜひぜひ実践してみてください。